神栖市キャリア教育プロジェクトの一環「キャリ☆フェス神栖」
2024年11月16日(土曜日)、かみす防災アリーナで「キャリ☆フェス神栖 2024」が開催されました。
メインアリーナではワークショップ、音楽ホールでは吹奏楽部の発表や中学生キャリアサミットを実施しました。
神栖市では、子どもたち自身がこれからどんな歩み、学びをするのかを考えるきっかけづくりを目的に、神栖市が掲げるキャリア教育プロジェクト「NEXT10」の一環として、2022年と2023年にも開催しています。
世界最大級の子ども創作イベント「ワークショップコレクション」
「ワークショップコレクション」は、子どもたちの創造力・表現力を刺激するクリエイティブ・ワークショップの全国普及と発展を目的としたプロジェクト。今回は神栖市ゆかりの企業・事業所や大学の協力のもと14のワークショップが出展しました。
■鹿島石油株式会社鹿島製油所 バスケットボール体験(協力:鹿島石油株式会社 鹿島製油所)
バスケットボールの魅力や楽しさを体験できるワークショップ。女子社会人バスケットボールチーム「ENEOSサンフラワーズ」のOGのスタッフと一緒に、バスケットボールを通じて創造力や表現力を学ぶことができます。子どもたちは楽しそうに体を動かしていました。
■風のふく太郎 しいたけ収穫体験(協力:アグリニューウィンズ)
神栖市内で栽培している菌床しいたけ「風のふく太郎」を実際に収穫できるワークショップ。「風のふく太郎」は、障がい者の方などが農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組みである「農福連携」で栽培しています。菌床しいたけが栽培されている様子を初めてみた子どもたちは、興味津々で菌床しいたけを収穫していました。
■わくわく防災クエスト!(協力:茨大東北ボランティア*Fleur*)
防災グッズの絵に色を塗ったり、道具カードで楽しく防災を学べるワークショップ。茨城大学の防災・災害系ボランティアサークル「Fleur(フルーレ)」の大学生が、状況に応じて必要な防災グッズを選ぶカードゲームや防災に関連した塗り絵を通じて、子どもたちに防災の大切さを伝えていました。
■身のまわりの「化学」を体験しよう!(協力:三洋化成工業株式会社 鹿島工場)
身のまわりにある「化学」について楽しく体験できるワークショップ。当日は「かみす防災アリーナに展示されていたカミスココくんの絵画が盗まれた」という設定で、化学の力を使って犯人を捜す「実験で犯人捜しゲーム」が行われ、子どもたちは探偵になった気分で化学について学んでいました。
■看護・医療体験(協力:茨城県看護協会 鹿行地区)
子ども用のナース服試着体験、妊婦体験、車いす体験などができるワークショップ。子どもたちが実際にナース服を着て記念写真を撮ったり、妊婦体験ジャケットを着て妊婦さんのお腹の重さや大きさを体験したりできます。また、聴診器をつけて心音を聴く体験もしました。
■バランス感覚をためしてみよう(協力:国立研究開発法人 水産研究・教育機構)
「バランス歩行」テストなどの体験などができるワークショップ。揺れたり濡れたりしている漁船の上で、
■なんのキャラクター!?描けるかな!!(協力:株式会社タイヨー)
スーパー「タイヨー」にいるキャラクターたちをアレンジして、自由に楽しく描けるワークショップ。子どもたちは、食べ物や飲み物などをモチーフにしたキャラクターに、自由な発想でお絵かきをしていました。小さなお子さんも保護者の方と一緒に楽しそうにお絵かきを楽しんでいました。
■「みんなの水」どう守る?チョット体験!(協力:茨城県鹿島下水道事務所)
水道水の実験、マンホールに関するクイズなどを楽しめるワークショップ。水道水にしょうゆを入れるとどれくらい汚れるのかの実験や、
■Imagine the Future~大学生とつくるミニチュア未来のかみす~(協力:筑波大学特別活動研究会)
自分の未来について想像し、絵や模型で未来の神栖市を作り上げるワークショップ。子どもたちは「将来、どんな姿をしているか?どんな仕事をしているか?どんな家に住んでいるか?」などについて想像し、大学生と一緒に「未来の神栖市」の絵や模型を作っていました。
■多肉植物でキラキラな毎日(協力:FLOWERNOTE)
入れ物にお絵かきをしたりシールを貼ったりして、多肉植物の寄せ植えを作るワークショップ。乾燥に強く室内でも育てやすい「多肉植物」を使って、オリジナルの寄せ植えを作ることができます。参加した子どもたちは、自分で作った寄せ植えを嬉しそうに持ち帰っていました。
■クイズに答えて目指せ!健康博士ちゃん(協力:エーザイ株式会社 鹿島事業所 品質管理部)
クイズを通して、自分の身体や薬、それに関わる職業について考えるワークショップ。病気・健康・お薬に関するクイズに答えることで、子どもたちが楽しみながら正しい知識を学ぶことができます。子どもだけではなく、大人も楽しみながら学んでいました。
■目指せ未来の科学者 蓄光スライムを作ろう(協力:おもしろ理科先生 北村 卓)
太陽の光を蓄える「蓄光物質」をスライムに入れることにより、暗い場所で光る「蓄光スライム」を作ることができます。部屋の電気を消すと蓄光スライム」が光り、子どもたちから歓声が上がっていました。
その他、物を運ぶ船や船員さんの仕事について考える「日本を支える船とお仕事について(協力:国土交通省関東運輸局 茨城運輸支局鹿島海事事務所)」や、ドラム体験ができる「ドラムサークル(協力:ドラムサークルWingBeat)」のワークショップにも、たくさんの親子が訪れていました。

ワークショップコレクションは、こども向けワークショップ・プログラムの全国普及と発展を目的に、全国に点在するこどもたちの創造力・表現力を刺激する、独自性のある優れた「ワークショップ」を一同に集め、一般へ広く紹介する博覧会イベントです。
音楽ホールプログラム
また、音楽ホールでは、神栖第一中学校と神栖第三中学校による「吹奏楽部の発表」と、中学生によるパネルディスカッション「中学生キャリアサミット」が開催されました。
神栖第一中学校と神栖第三中学校の「吹奏楽部の発表」では、吹奏楽部の楽しい演奏に来場者から手拍子やアンコールが沸き起こり、会場全体が盛り上がりました。
そして、中学生によるパネルディスカッション「中学生キャリアサミット」では、神栖市内の各中学校の代表生徒が学校でのキャリア教育の取り組みについてプレゼンテーションを行いました。大学生や大学の先生と意見交換を行うことで、中学生が具体的に将来のキャリアについて考える場になりました。
今回もたくさんの子どもたちが参加した「キャリ☆フェス神栖 2024」。子どもたちが企業・事業所の皆さんや大学生と、楽しそうに目を輝かせながら様々なことを体験している姿が印象的でした。