2025年9月13日(土)・14日(日)、神栖中央公園で、よさこいとダンスの祭典「かみす舞っちゃげ祭り」が開催されました。
神栖市の知名度向上と市内観光・商工業の活性化を目的に2010年から始まったかみす舞っちゃげ祭りも、今年で第16回目の開催。
14日(日)の本祭は、ところどころ雲がありながらも晴れ間がのぞき、まだまだ夏の暑さを残しつつも日差しは強すぎず、爽やかな気候で絶好の祭り日和でした。
会場には2日間でのべ125,000人が来場し、踊りを見に来た人やグルメを楽しみに来た人など、大勢の来場者でにぎわっていました。
よさこいとダンス!熱すぎる踊りの祭典
メインステージでは舞っちゃげ祭りの醍醐味、よさこいとダンスが披露され、全国から約60チームが参加。
広々としたステージと大音響、各チームの趣向を凝らした色鮮やかな衣装、そして息の合った大迫力の演舞に、会場からは大きな歓声と拍手が沸き上がりました。
メインステージ以外の会場で披露されたダンスの中で今回目を引いたパフォーマンスは、「Ultimate」というオールスタイルズダンスバトル。
3人の審査員が見守る中、音楽がかかると誰からダンスをスタートするかは参加者次第。
どんな曲が流れるか分からない中、時間内に即興でダンスを披露。
年齢制限がない中、大人から子どもまで幅広い年齢層のダンサーが参加したダンスバトルに会場は大盛り上がりでした。
「踊り」への情熱と想い
祭りにパフォーマーとして参加した岐阜県の中京高校保育class「love kids」の市岡さん、チーム遊元と共に地元神栖市から参加した「日川郷よさこい連」の本間さん、そしてUltimateで大人顔負けのダンスを披露したわたる君の3人にインタビューしました。
市岡さん(中京高校保育class「love kids」所属)
Q.ダンスをはじめたきっかけは?

私たちはチーム名にもあるように、将来保育者を目指す高校生100%のチームです。踊っているときにお客さんと目を合わせたり、大勢の人前に立ったりする経験が実習の際に役立つということもあり、表現力を磨くために2年生と3年生の全員で活動しています。
Q.2年生と3年生全員での活動はすごいですね!ダンス部として活動しているのでしょうか?

部活動ではなくて、授業の一環です。保育者になったあとも、一人ではなく、みんなで一つのものを作り上げる環境づくりが必要となってくるので、みんなで踊りながらその環境をつくるために、54人全員で活動しています。最近では、踊っている最中にお客さんと目を合わせることが楽しいし、嬉しく感じています。
チーム名:中京高校保育class『love kids』
将来保育者を目指す岐阜県瑞浪市の高校生チーム
Q.実際に神栖市で踊ってみてどうですか?

神栖市に来たのは去年からで、中部地方の人とはノリが若干違うので面白いです。客席で観ている人のリアクションが良いのでとても踊りやすい場所でした。卒業まであと2会場でダンスを披露する予定なので、全力で頑張りたいです。
本間さん(日川郷よさこい連所属)
Q.日川郷よさこい連はいつ頃から活動しているのですか?

舞っちゃげ祭りがスタートした2010年からです。地元を盛り上げるため、地元の人たちが中心となって立ち上げました。
Q.今は何人くらいの人が参加されているのですか?

地域の人が中心で、20人ほどで活動しています。下は小学校1年生から上は80歳まで。地域の人たちが気軽に参加できるよう、難しい演舞ではなく、子どもからお年寄りまで踊れる構成にしています。
「日川郷よさこい連」の演舞
頑張る子どもたちを見守る大人たちの優しい目が印象的
Q.日川郷よさこい連には応援団がつくほど愛されていますが、演舞の魅力はなんですか?

踊っている最中は何もかも忘れて無我夢中になれる。年齢関係なく地域の人と交流できて、それが本当に楽しいです。
Q.ダンスをはじめたきっかけは?

6歳の頃、スパイダーマンが好きで、映画で楽しく踊っているシーンを見てダンスを始めました。最初は難しかったけど踊れるようになってきて楽しくなりました。
Q.年齢制限なく、大人の人とダンスを勝負するってどういう感じですか?

上手い人と近くで踊れるから楽しさもあるし、勉強できる感じもあります。
「Ultimate」で華麗なダンスを披露するわたる君
得意ジャンルはブレイクダンス
Q.将来の目標や、何か伝えたいことがあれば教えてください。

将来はまだ分からないけど、体操にも週4~5回通っていて、これからも体操とダンスの二刀流で頑張っていきます!近隣でこういうダンスバトルの大会があるのはすごくうれしい。近くで踊れる場所や大会がもう少し増えるといいなと思います。