2024年3月3日(日曜日) 波崎豊ヶ浜海岸で「第10回 白砂青松再生プロジェクト」が開催されました。
白砂青松再生プロジェクトとは
先人達が守り、育ててきた緑豊かな松林。近年は松くい虫被害等によって、その姿は失われつつあります。素晴らしい松林をもう一度取り戻し、次世代へ伝えるため、海岸の松林に毎年約600人の参加者がマツの苗木を植樹しています。
開会式では神栖市美化運動推進連絡協議会の才賀秀樹会長挨拶、石田進神栖市長挨拶のあと、プロジェクトの趣旨と植え方の説明がされました。
2014年から始まったプロジェクトも今年で10回目。家族や企業、団体、地元中高生など、多くの参加者により、約3,500本のマツの苗木が植樹されました。
これらの苗木は、地元の農家さんや、市内にあるライオンケミカル㈱ファインケミカル事業所の皆さんが育てたものです。
シャベル1個分の穴を掘り、苗木がしっかり根付くよう幹の部分に土がかかるまで植えたら、赤土を混ぜながら踏み固めていきます。
プロジェクト担当者からは、このような話がありました。
「この神栖でも、松枯れが以前から問題になっていました。」
「私たち市民が何ができるか。1人1本でもマツの苗木を植えることができるのでは。それがこのプロジェクトのスタートでした。」
「この10年、マツの苗木の植樹を通して、仲間づくりや市民とのつながりを実感することができました。そしてそれは、まちづくりに繋がるのだと思います。」
植樹終了後、隣接するはさき生涯学習センターでは参加者に豚汁が振る舞われました。
10年前に植えた当時30センチほどの苗木は、今では4~5メートルの大きさまで育っているそうです。
美しい松林の再生に向けて、これからもプロジェクトは続いていきます。
白砂青松再生プロジェクト「10周年記念事業絵画コンクール」
白砂青松再生プロジェクト10周年記念事業として絵画コンクールがおこなわれます。
きれいな砂浜や松林、松の植樹の様子などの絵画を募集しています。年齢制限はありません。奮ってご応募ください。
応募締切 2024年5月30日
詳細 神栖市美化運動推進連絡協議会ホームページ