本と人、人と人をつなぐサービスを「神栖市立中央図書館」

コト

2020年7月に開館30周年を迎えた「神栖市立中央図書館」。乳幼児から高齢者まで、幅広い年代が利用する公共施設の一つです。

図書や雑誌など蔵書はおよそ30万冊。CDやDVDといった視聴覚資料は3万5千点にも及びます。

閲覧室明るくてきれいな中央図書館閲覧室

みんなが安心して利用できるために

コロナ禍でも安心してご利用いただくために、座席やカウンターには仕切りを設置。

室内の密を避けるため、人数制限を設けたり、座席の配置を工夫したりしています。

テーブルを消毒する様子テーブルや椅子なども適宜消毒

セルフ貸出機セルフ貸出機で対面せずに借りることが可能

本のプロフェッショナルが相談にのってくれる

図書館の役割は、資料の閲覧・貸出しだけではありません。

司書が本探しのサポートをするレファレンス(調査・相談)サービスというものがあります。

例えば「神栖市の歴史について調べたいけど、どんな資料がある?」「〇〇が載ってる新聞を見たい」といった相談にも、適切な資料・情報を提供するお手伝いをしてくれます。

利用者が必要とする資料が市内に所蔵されていない場合は、県立図書館や国会図書館まで問い合わせてくれることも。

司書は調べもののプロフェッショナル。ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

本の点検長く大切に読んでもらうため、本の点検も司書の大切な仕事のひとつ。

人と人が出会う場にも。ほかにも色々なサービスが

館内の集会室や展示ホールは講座やミニコンサートに利用できるほか、集会室3は自習のために開放されています。※催し物等の利用がない場合

また、ホールの展示ケースは、団体や個人の作品展示スペースとして借りることが可能です。

「図書館から遠い」「開館時間内に行けない」など来館が難しい方には、予約した図書館資料を宅配するサービスもあります。※送料は利用者負担

すべての人が本をはじめとした情報を自由に利用でき、社会教育施設として人と人が出会うこともできる。多くの人にとって図書館は大切な場所となっています。

講演会作家・落合恵子氏の講演会(2019年)

書道パフォーマンス青少年向けイベント「書道パフォーマンス」(2019年)

より多くの子どもに想像力・読む力を育むきっかけを

図書館では子どもの頃から本に親しむ様々な取り組みがおこなわれています。

例えば、絵本を介して赤ちゃんと心ふれあうひとときを持ってもらうための『ブックスタート事業』

健康増進課で実施している「2か月児家庭訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業)」の際にお渡しする「ブックスタート・パック」には、おすすめの絵本とともに図書館の利用案内などが入っています。

ラッコ親子のトートバッグは、図書館で本を借りる際にも使用できる丈夫なつくりです。

ブックスタートパックブックスタート・パック。ちなみに図書館利用カードは0歳からつくることができます

小さいお子さん連れの方は、ぜひ「赤ちゃんタイム」や「キッズタイム」に図書館に行ってみてください。

いつもは静かな図書館も、この時間は子どもたちの元気な声が響いています。

 

赤ちゃんタイム
[中央図書館] 毎週木曜日 10:00~12:00
ボランティアによる読み聞かせや子育てコンシェルジュの出張相談(月2回)もあります。

 

キッズタイム
[うずも図書館] 毎週金曜日 15:00~18:00

 

らっこちゃんタイム -おはなし会-
[中央図書館] 第1金曜日 11:00~
ブックスタートのフォローアップとして行われている2~3歳児対象のおはなし会。予約制です。

 

おはなし会
[中央図書館] 第1金曜日 16:00~
[矢田部公民館図書室] 第2金曜日 16:00~
4~9歳児対象のおはなし会。学校がお休みの日は14:00~となります。

 

こども映画会
[中央図書館] 毎週土曜日 14:30~

 

※最新の情報は神栖市立図書館公式サイトでご確認ください。

 

読み聞かせ会「読み聞かせ」もコロナ禍では密を避けて

ベビーカーで入館する様子ベビーカート・ブックカートも自由に借りることができます。自分のベビーカーでの入館ももちろんOK

 

1990年の開館以来、本を読む子どもたちを見守ってきた小さな椅子は2020年にリニューアル。

これまで使われてきた古い椅子も、木枠がしっかりしているものは職員がていねいに座面を張り替えたそうです。

家具デザイナー山元博基氏の椅子やさしい風合いの椅子は家具デザイナー山元博基氏の作品

学校に本を届けてくれる新サービス

『学校★(ほし)ほんお届けサービス』は、学校を通して子どもたちが中央図書館の本を借りたり返却ができる無料サービスです。

読みたい本があるけど図書館が遠い、図書館に行く時間が無い、そんな子どもたちにも本を届けたいという思いから始まったプロジェクト。

2020年8月に息栖小学校で試行され、現在は市内11の小・中・高等学校で実施されています。(2021年11月現在)

専用返却ボックス学校で受取りも返却もできるから便利

中央図書館では新刊や話題の本も取り揃えています。学校図書館ではなかなか借りられない人気の本も、在庫があれば『学校★(ほし)ほんお届けサービス』で借りることができます。

神栖市立図書館公式サイトのこども・ティーンズ向けページでは、新着情報やおすすめ本の情報を発信。本選びの参考にもなります。

中央図書館は学校と連携して、子どもたちの好奇心と学びをサポートしてくれます。

たくさん並ぶ配本ボックス学校への配本ボックスがずらり
配本事業・・・子ども達がより多くの本と出会うことができるよう、学校等へ児童図書の配本もおこなっています。

市民のための図書館として

「”本は借りて読む”という選択肢があるということを、多くの人に実感してもらいたいです。市立図書館として、地域や世代の格差はできるだけ無くしていきたい」と話してくれたのは、中央図書館主査(司書)の中平さん。

神栖市の図書館は非常に恵まれた環境にあり、すべての市民がその恩恵を受けられるよう多彩なサービスがあります。

知れば知るほど奥の深い、神栖市立中央図書館。
もっと利用し尽さないと、もったいない!みなさんも、ぜひ図書館へ足を運んでみてください。

図書館の外観

所在地・連絡先・開館情報など

住所
神栖市大野原4-8-1

TEL
0299-92-3746

開館時間
10:00~18:00
木・金曜日のみ10:00~19:00

休館日
月曜日・館内整理日(第1水曜日)
年末年始(12月29日~1月3日)
特別整理期間(年間10日以内)

公式サイト
https://www.kamisu-tosho.jp/

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